AG 開大型(AG開大型の原因疾患)と AG 非開大型の原因を整理。「酸の蓄積」か「塩基の喪失」かで鑑別の方向が決まります。
AG 開大型代謝性アシドーシスの主な原因を分類します。日本の臨床で頻度が高いのは乳酸アシドーシス(敗血症・ビグアナイド薬)・ケトアシドーシス(DKA・アルコール性)・腎不全の3つです。
AG 非開大型(高クロール性)代謝性アシドーシスの原因は大きく2つに分かれます。消化管から HCO₃⁻ が失われるものと、腎臓が HCO₃⁻ を保てないものです。
尿中の NH₄⁺(アンモニウムイオン)は直接測定が難しいですが、尿中 AG を計算することで間接的に評価できます。
| 尿 AG | 解釈 |
|---|---|
| 陰性(Cl⁻ > Na⁺ + K⁺) | 腎臓は NH₄⁺ を適切に排泄できている → 消化管性(下痢など) |
| 陽性または0(Cl⁻ ≤ Na⁺ + K⁺) | NH₄⁺ 排泄が障害されている → 腎性(RTA) |
AG が上昇していたら、以下の順で緊急度の高いものを除外します。