栄養管理ノート
研修医向け・解説コンテンツ
NST栄養管理シミュレーター
必要量の算出と、輸液・経腸栄養剤の組み立て
基本情報
係数(Harris-Benedict式に使用)
プリセットから始める
判定の基準
| 項目 | 目安 | 外れたとき |
GIR 糖注入速度 | 4〜5 mg/kg/分 以下 | 高血糖・脂肪肝・CO₂産生増加 |
| 脂質 | 1.0〜1.5 g/kg/日 以下 速度 0.08 g/kg/時 以下 | 脂肪過負荷症候群、肝機能障害 |
| NPC/N比 | 150〜200 | 低い=アミノ酸が燃やされる 高い=たんぱく質が不足 |
| ビタミンB1 | 糖を投与するなら必須 | Wernicke脳症・乳酸アシドーシス |
| 水分 | 30〜35 mL/kg/日 | 濃度の高い経腸栄養剤ほど水分が少ない |
脂質の投与速度について。一般には0.1 g/kg/時と引用されることがありますが、イントラリポスの添付文書は0.08 g/kg/時以下(20%製剤で0.4 mL/kg/時以下)と定めています。本ツールは添付文書の値を採用しています。
収載データについて
組成は添付文書またはメーカー公表値で確認できたもののみを収載しています(現在 – 製品)。確信の持てない数値は載せません。
公表値に記載がない項目は「0」ではなく「判定できません」と表示します。ビタミンB1などを未確認のまま0として扱うと、含まれているのに「入っていません」と誤った警告を出してしまうためです。
電解質(Na・K・P)は公表値のある製品だけを合計しています。公表値のない製品が含まれるときは数値の後ろに「+」を付け、判定欄にどの製品が未収載かを表示します。表示された値は「少なくともこれだけある」下限と考えてください。
免責事項:本ツールは医療従事者の学習・参考を目的としたものであり、医療機器ではありません。算出される必要量・充足率・判定はあくまで一般的な目安であり、個々の患者の病態、腎機能・肝機能、電解質、施設のプロトコル、および最新の添付文書に従って判断してください。投与量の最終判断は必ず担当医師が行ってください。