下大静脈の最大径・最小径から虚脱率と右房圧の目安を算出
| IVC最大径 | 虚脱率 | 推定RAP |
|---|---|---|
| ≤ 2.1 cm | ≥ 50% | 3 mmHg(0〜5) |
| ≤ 2.1 cm | < 50% | 8 mmHg(5〜10) |
| > 2.1 cm | ≥ 50% | 8 mmHg(5〜10) |
| > 2.1 cm | < 50% | 15 mmHg(10〜20) |
※ 自発呼吸下・仰臥位で、呼気終末の径とsniff(鼻をすする動作)・安静呼吸による変化を評価します。陽圧換気中にはこの表をそのまま適用しません。
出典:ASE『Right Heart in Adults and Pulmonary Hypertension』2025年版(Table 4)
| 所見 | 示唆される病態 |
|---|---|
| 細い+よく虚脱 (≤2.1cm・≥50%) | 右房圧が正常範囲の所見。脱水の有無や輸液反応性はIVC単独では判断できない |
| 太い+虚脱しない (>2.1cm・<50%) | 右心系のうっ血(心不全増悪・肺高血圧・心タンポナーデ等)。輸液は慎重に |
| 中間 | 単独では判断困難。肺エコー(Bライン)・頸静脈・浮腫・体重推移と併せて評価 |
IVCの呼吸性変動だけでは輸液反応性を判定できません。
出典:Cardozo Júnior LCM, et al. Fluid responsiveness assessment using inferior vena cava collapsibility among spontaneously breathing patients: Systematic review and meta-analysis. Med Intensiva (Engl Ed). 2023;47(2):90-98.
最終更新日:2026年9月16日
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